日本油化工業 » 製品 » 洗浄剤 » エアクーラ洗浄剤
製品名 |
ユニゾール AC |
ユニゾール SH |
荷姿 |
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用途 |
エアクーラ空気側洗浄剤 |
エアクーラ空気側洗浄剤 |
効果 |
エンジンのエアクーラ空気側フィンに |
エンジンのエアクーラ空気側フィンに |
製品名 |
ユニゾール SR |
ユニゾール EVⅡ |
荷姿 |
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用途 |
プレートクーラ用 |
エアクーラ海水側洗浄剤(高温) |
効果 |
クーラを開放することなく、 |
エンジンのエアクーラ海水側チューブ |
エアクーラ空気側フィンに付着している汚れは、煤などのカーボン質粒子と燃料油の未燃成分等のオイルミストが一体化したものです。
カーボン質粒子はアルカリ性洗浄剤で、オイルミストが付着したものは油性洗浄剤でそれぞれ除去できますが、両者が一体化した汚れはそのどちらでも洗浄が困難です。アルカリ洗浄剤で洗おうとすると、油分がアルカリ洗浄剤(水性)を寄せ付けず、油性洗浄剤ではカーボン質部分が邪魔をして油分が除去できません。
ユニゾール AC、ユニゾール SHは、カーボン質と油分の両方を同時に除去できるよう設計した洗浄剤です。取り外して浸漬できる場合の効果的な洗浄方法として、まず下半分を浸漬して遊離した汚れを濯いだ後、上半分を浸漬することをお勧めします。この方法により、フィンから剥離、膨潤した汚れをフィン間に詰まらせないよう上手く濯ぐことができます。
多数の船舶のエアクーラ海水側に付着した白色スケールは、殆どが炭酸カルシウムで、そこに少量の硫酸カルシウムが含まれています。
従って多くの場合、炭酸カルシウム部分を溶解除去することでスケール全体を取り除くことができます。
しかしスケールの付着量がチューブが閉塞する程に多くなった場合、チューブを閉塞した円柱型のスケールは、しばしば外側(チューブ接触側)が炭酸カルシウム、中心部(海水が通ることのできる部分)が硫酸カルシウムという構造になっています。硫酸カルシウムは、高温になるほど生成し易い性質があります。
このように付着スケール量が多くなると、スケール洗浄剤を投入してもスケールとの接触面積が非常に小さくなり、溶解に長時間を要することになります。また硫酸カルシウムは酸性洗浄剤では溶解することができません。
ユニゾール SRは炭酸カルシウムの強力な溶解剤です。従って付着スケールでチューブの閉塞が進む前に、早期の段階で、或いは定期的にユニゾール SRによる循環洗浄をお勧めします。完全閉塞してからでは循環洗浄ができません。