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燃料油の着火性や燃焼性を測定します。
試験には、FIA-100 FCA - Fuel Combustion Analyzer(Fueltech Solutions AS 製)を使用します。
FIA-100 FCAは英国エネルギー協会(EI : The Energy Institute)の試験規格 IP 541 に準拠した装置です。
IP 541: | Determination of Ignition and Combustion Characteristics of Residual Fuel. Constant Volume Combustion Chamber Method |
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高温・高圧の定容燃焼室内で燃料油を噴霧燃焼させ、燃焼室内の圧力変化から推定セタン価(ECN;Estimated Cetane Number)、燃焼時間等の着火・燃焼特性を測定します。
当社ではIP 541の規定に加え、ASTMのセタン価標準燃料で定期的に検量線作成を行い、広い測定範囲で精度を向上させています。
硫黄分規制やGHG規制の強化に伴い燃料油は多様化し、ECNの範囲も従来の15~45に比較して最近では15~70以上の広範囲になっています。
FCA試験で燃料油の性状を把握することによって、これまでの難燃性燃料油への対応に加え、多様化している燃料油に必要な対策を講じることができます。これによって機関トラブルを未然に防ぐことが出来ます。
FCA試験結果
燃焼室内の圧力変化から着火遅れ、熱発生率、燃焼時間 等が測定できます。
2020年のIMOの硫黄分規制を契機にECNの範囲が広がっています。
エンジンの効率的な運転やトラブルの発生等に対応するために、FCA試験により着火・燃焼性を事前に確認することをお勧めします。